砂漠のシロクマ
遠い国の向こうにある砂漠に、シロクマが住んでいた。
彼はオアシスの泉でのんびりと暮らしていたが、ある日、偶然立ち寄った駱駝から北極の土産話を聞き、居ても立っても居られなくなった。
「海って、どんなだい?」
「砂漠と同じくらい広かったよ」
「北極って、どんなだい?」
「氷が一面に広がっていたよ」
「氷って、どんなだい?」
「真夜中の泉の水より冷たいんだ」
「それはすごいや」
シロクマは海に行くことにした。
「ぼくは水が大好きだから、泉を持っていかないと」
こっそり泉の水を持ち上げて、宙で丸くまとめると、その中に飛び込んだ。
「泳ぐのは久しぶりだぞ」
ゆっくり手と足で水を掻くと、彼を乗せた泉の球はゆっくり前に進み始めた。
「さて、海はどっちかな」
徐々に泳ぎに慣れ、オアシスがどんどん離れていくのがわかった。
しばらく行くと、遠くの方に、自分とは違う方角へ行く駱駝が見えた。
「ありがとう」
シロクマがつぶやくと、泉の中で小さなあぶくがゆらゆらと立ち上った。
「あのシロクマ、北極へ向かったかな」
駱駝が呟いた。
「北極なんて、きみ、海の一番向こうにあるんだぜ」
答えたのは、蠍だった。
「で、海なんてのは、街の向こうにあるんだ。その街ってのは、砂漠の終わりにあってさ、さらにその砂漠ってのは、終わりがないんだよ。知っているだろう」
「知っているさ」
駱駝は立ち止まって、オアシスと、その向こうの動く水の球を振り返り、そう答えた。
『幸福の多忙』
いろんなお金が払えないので、どうにかならんですかと仕事を休んで役所に相談に行きました。なんだかなぁって感じですが、国民健康保険の窓口に向かう途中、そこだけ世界が違うような、美しい空気があって、これは…と思い彼らの手元を見ると、やはりそこには婚姻届がありました。
幸福というのは多忙で、今日はあの人、明日はあの人、と、毎日毎日、きっと分刻みで世界中を飛び回って仕事をしているのだろうなと思いました。
待ってれば自分のところにも数分とか、半日とか、もしかしたら1週間とか、来てくれるんだと思いますが、やっぱりある程度自分から、来てもらえるよう依頼をかけないといけないのかなと思います。
その依頼というのは、努力だったり、行動だったり、いろんな形をしているのでしょう。
難しいですが、私もいろんな方法で幸福氏にアピって、たくさん訪問してもらえるように頑張りたいです。
最近ツイッターをやめました。
情報はもちろん、人間の感情が溢れすぎていて、自分の感情があまりにもかき乱されるので、疲れてしまいました。
もう10年近く使ってたんですけどね。
でももう中高生のときから、ネットに自分の考えてることを吐き出し続けてきてるので、やっぱりインスタとかfacebookとか、そういうキラキラしてなきゃいけないSNSだけでは、自分の中に言葉が溜まりすぎてしまうのです。
そこで、なつかしのブログに立ち戻ってみることにしました。
考えることを、やめてはいけないと、周りにいるいろんな人をみて、思います。
はてなブログは初めてですが、どうぞよろしくおねがいします。
ましゅ